Sydney, 2009年1月30日, AEST (ABN Newswire) - 金曜日のアジア各市場は全体的に値を下げて取引を開始した。苦境に立つ銀行を救済する米国の計画が金融株を押し上げたことから、木曜日のアジア各市場では上昇が記録された。香港のハンセン指数は旧正月休み後の取引初日において4.6%急上昇した。東京では、日経平均の225社が1.8%高の8,251.24となり、3日間での上昇を7.4%とした。中国、台湾、ベトナムの市場は旧正月休みのため引き続き閉場であった。
アジア経済ウォッチ
日本政府は金曜日、12月の消費者主要物価指数が前年比0.2%上昇したと語った。東京の物価指数は日本全国の物価先行指数として見られている。一方、日本の季節調整済み失業率は12月に4.4%となり、11月から0.5%ポイント上昇した、と同政府は語った。
韓国の中央銀行総裁は、国際経済危機が国内・国外での需要に打撃を与えたため、今年の同国経済成長率が政府予測の3%そして中央銀行予測の2%に届かない可能性が高いと語った。韓国銀行は、金融危機の深刻化が進んだ場合には、金融システムに資金を注入するためのさらに積極的な手段を実施する用意があると明言した。
中国では同国通貨を実用本位のバランスの取れた水準に維持する決定がなされており、為替相場の急変動のせいにはしない、と温家宝首相は木曜日ベルリンへの移動中に語った。
企業ニュース
Tata Motors (BOM:500570) の Jaguar と Land Rover 買収資金であるつなぎ融資20億ドルを繰り越すという計画は、最終的に高くつく可能性がある。 Tata Motors はその取引を完了するために6月までに資金をまとめなければならない。同社はその借り入れを1年間繰り越そうとしており、その時の価格交渉によってはさらに12ヶ月繰り越す可能性がある、と銀行は語る。
売上高でインド最大の自動車メーカー Maruti Suzuki India Ltd. (BOM:532500) は、原材料コストや輸入部品の高騰により自動車販売が減少し、4四半期連続での純利益減少を計上した。
NEC Electronics Corp. (TYO:6723) は第3四半期において深まる損失を報告し、
もう一年の収益性の悪い会計年度を予測するなかで雇用削減や工場閉鎖を計画していることを明らかにした。同社は12月までの四半期純損失において、前年の9億3,600万円よりも増大した199億円を計上した。
東芝 (TYO:6502) と NEC (6701) は、システムチップに焦点を当てた半導体事業の統合に向けて話し合いを行っていると伝えられている。
任天堂 (TYO:7974) は、海外での販売が円高により打撃を受けていることから年間売上見込みを33%引き下げ、消費者支出の減速から同社ゲーム機 Wii の年間売上見込みを若干下方修正した。
イタリアの Marcegaglia SpA と 韓国の Dongkuk Steel Mill Co. (SEO:001230) は、ヨーロッパ鉄鋼メーカー Corus の6億ドルと評価されるイギリス基盤の Teesside Cast Iron Products 工場における株式80%を購入する予定である、と関係者が木曜日に語った。
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